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キミ・ライコネン「来年はルイス・ハミルトンを倒す」

2015年10月30日(金)12:03 pm

フェラーリのキミ・ライコネンが、2016年には自身2度目のF1王座獲得を狙っていくと主張した。

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2007年にフェラーリで最後となるF1ドライバーズチャンピオンとなったライコネンだが、2014年に5年ぶりにフェラーリに復帰するも、ここまでは苦戦が続いている状況だ。

昨年はコンストラクターズランキングを4位で終えていたフェラーリだが、今季は大きく躍進し、すでにランキング2位の座を確定。その原動力となったのは今季レッドブルから移籍してきたセバスチャン・ベッテルであり、ベッテルとライコネンのポイント差は現時点ですでに128ポイントも開いている。

そのベッテルに関しては、来季ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の4度目のタイトル獲得をはばむ最大のライバルとなるだろうと考える者も少なくないようだ。

元F1ドライバーであり、現在はインディカーで活躍するファン・パブロ・モントーヤは、ドイツの『Welt(ヴェルト)』紙に次のように語った。

「それは、フェラーリが来年どれほどの強さを発揮できるかにかかっているよ」

「もし彼らがメルセデスAMGに追いつくことができれば、セバスチャン・ベッテルが三つどもえのバトルを展開することができるだろう。もしそうでなければ、来年もメルセデスAMGの2人による争いになるだろうね」

一方、ベッテルと同じフェラーリF1カーに乗るライコネンに関しては、その3人の中に割り込めるだけの力はないと見る者が多い。

ライコネンと同じフィンランド出身であり、1998年と1999年のF1チャンピオンであるミカ・ハッキネンは、地元紙である『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』に次のように語った。

「キミの状況はかなりまずいね。彼のチームメートに常に先行されてしまっている」

今年のF1チャンピオンに輝いたハミルトンがF1デビューを飾ったのは、ライコネンがタイトルを獲得した2007年のことだった。ライコネンに2年のブランクがあるとはいえ、ハミルトンはそれからすでに3度もF1タイトルを獲得している。今シーズンも中盤まで、ライコネンは今年限りでフェラーリのシートを失うことになるだろうとさえ言われていた。

だが、ライコネンは地元フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』に次のように語った。

「ルイスと彼のチームはずっと強かった。彼は100%チャンピオンにふさわしいよ」

「だけど、来年は彼を打ち負かしたいと思っている。僕たちは今年一貫して正しい方向に進んできていたし、これからもシーズンが終わるまでいい仕事を続けていくつもりだよ」

「来年には戦える状態となっていると期待しているよ」とライコネンは付け加えた。

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