マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンが、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われるF1第17戦メキシコGP(11月1日決勝)に向けて意気込みを語った。
■ジェンソン・バトン「最終コーナーが改修されたのは残念」
「オースティンでは面白いレースができたし、複雑なコンディションとなったことから、僕たちも終盤にサーキットが乾いてしまうまではライバルたちとの力の差がそれほどない状態で戦うことができていたんだ。もし次のメキシコがドライコンディションになれば、僕たちにとってはかなり厳しいグランプリとなるだろうことは分かっている。だから、この機会を利用してできる限り多くのデータを集めるとともに、僕たちのクルマのパフォーマンスに最適な戦略を展開していくことが必要になるよ」
「サーキット自体はすごく面白そうだ。子供のころすごいバトルが展開されたのを見ていたことを覚えているし、ドライバーたちがペラルターダ(最終コーナー)でクルマと懸命に取っ組み合いをしていたという記憶がある。あれはすごかったよ。少し怖いくらいだった。新しいレイアウトではそのコーナーが改修されてしまったのが残念だ。でも、すでにあそこを訪問した人たちから聞いたことなどによれば、かなり面白い挑戦ができそうだよ」
「僕たちが1年を通じて戦うサーキットの中では、標高が最も高く、飛び抜けたところにある。だからどのチームにとってもそれに取り組むことが新たな課題となりそうだ。それに、このサーキットでは最高速がモンツァに次いで高くなるという事実からすれば、僕たちにとっては楽なレースにはならないだろうね」
「とは言え、クルマをいいバランスに仕上げ、ダウンフォースを高めることが重要になるだろうから、僕たちも張り切ってセットアップに取り組みながら金曜午前中のセッションに臨むことにするよ。新たなサーキットでのグランプリをすごく楽しみにしているし、今週末にさらに多くのことを学べ、またいいショーをお見せすることができるよう期待している」