マクラーレンが、今季控えドライバーを務めていたケビン・マグヌッセンの離脱を正式に発表した。
今週に入り、マグヌッセンの母国デンマークのメディアが、マグヌッセンがマクラーレンから離脱することになると報じていた。
そして、マグヌッセン本人が16日(金)に、自身のツイッターに次のようにツイートし、これらの報道が事実であることを示唆していた。
「マクラーレンの友人たちにお礼を言いたい。みんな素晴らしい人たちばかりだ。みんなの幸運を祈るよ」
「うまくいかなかったのは残念だけど、僕は決して夢をあきらめないよ。目標はひとつだ」
そして、マクラーレンも16日(金)に声明を発表し、マグヌッセンとの決別を明らかにした。
その声明の中で、マクラーレン・グループ最高権威であるロン・デニスは次のように語っている。
「彼(マグヌッセン)は非常に才能のあるレーシングドライバーだ。そして、ジェンソン(バトン)がおおやけに語ったように、F1でキャリアを積むにふさわしい人物だ」
「我々はケビンの幸運を願うとともに、これからも彼がレーサーとしてのキャリアにおいて次のステップへと進めるよう、できるかぎりの支援をしていくつもりだ」
マグヌッセンは、2010年にマクラーレンの育成プログラムの一員となり、2013年にはマクラーレンの控えドライバーを務めつつ、フォーミュラ・ルノー3.5シリーズの年間チャンピオンに。そして2014年にセルジオ・ペレス(現フォース・インディア)に替わってバトンのチームメートとしてF1デビューを飾っていた。しかし、今年フェルナンド・アロンソが移籍してきたことに伴い、再び控えドライバーへと降格されていた。
伝えられるところによれば、マグヌッセンは23歳となった誕生日10月5日(月)に、マクラーレンから契約を更新しない旨のEメールを受け取っていたという。