前戦F1日本GP(第14戦)決勝では、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソがレース中にホンダエンジンに関し、下位カテゴリーである「GP2用エンジン」みたいで「恥ずかしい」と無線で叫んだことが大きな話題となった。
これに関しては、マクラーレンの最高権威であるロン・デニスもアロンソに対する批判的コメントを行っていた。
もちろん、その後アロンソとマクラーレン・ホンダの関係が悪化するのではないかといううわさがしきりに報じられるようになっている。
メディアの中には、2度F1チャンピオンに輝いたアロンソは、来年もまたグリッド後方で厳しい戦いを続けるよりも、1年間休養を取るという選択をするのではないかと報じているところもある。
だが、今年F1デビューを飾ったアロンソと同じスペイン出身のカルロス・サインツ(トロロッソ)は、そうはならないだろうとスペインの『AS』に次のように語った。
「彼(アロンソ)は来年もグリッドにいると思うよ。なぜなら、自分で行った決断が正しかったと証明しようとするはずだからね」
「最初からすべてがうまくいっているわけじゃないけれど、彼はとどまって戦うと思うんだ」
「実際のところ、今年は彼にとってもマクラーレン・ホンダにとっても打ちのめされるような状況が続いている。だけど、フェルナンドはサムライだし、決してタオルを投げるようなまねはしないよ。これ以上悪くなることはないんだし、前を向いて進むだけさ」