F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、2016年のF1イギリスGPが開催されるかどうか分からない状態であることを認めた。
ヨーロッパでは、やはりイタリアの伝統的なサーキットであるモンツァにおいて、2017年以降のF1レース開催継続が危ぶまれる状態となっていることはよく知られている。
そして、F1発祥の地であるイギリスのシルバーストンの責任者であるパトリック・アレンが今週、シルバーストンでもすでにエクレストンへの開催権料支払いが1年遅れるという状況となっており、2016年にイギリスGPを開催できるという「保証はできない」と語ったことが報じられている。
エクレストンはこれに関し、『Forbes(フォーブス)』に次のように語った
「我々の契約書には、2016年のレース開催を止めることができるという条項が盛り込まれているんだ。レースが来年も開催されるかどうか、私には分からないよ」
前述のように、シルバーストンではすでに開催権料の支払いが1年遅れている状況となっており、来年もレースを開催するには、銀行が発行する「信用状」をエクレストンに提出するという方法しか残されていない。
エクレストンは、F1ビジネス記者として知られるクリスチャン・シルトに次のように語った。
「私が心配しているのは、銀行側がシルバーストンには問題があると認識し始め次第、信用状を出すことを止めるのではないかということだ」
「(今は)信用状を手にしている。だが、これが今後も継続されるかどうか、私には分からないことだ」