F1日本GPの開催に合わせて鈴鹿でF1引退を発表するようだと報じられていたマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンだったが、結局今後についてのことは何も発表されることはなかった。
一方で、マクラーレン・グループの総帥であるロン・デニスが、バトンとはすでに合意を見ており、来季も間違いなくバトンがチームに残留することになると発言したことが報じられている。
ところが、そのデニスの発言について質問を受けたバトンは、明らかに困ったような表情を浮かべ、次のように答えた。
「それは彼の選択でしょ。だけど、僕はまだこの先どうなるか分からないことについて発言するつもりはないよ」
「報道されるべきでない個人的な事柄もあるからね。まだ何も言うべき時ではないんだ。だってまだ何も決まっていないんだから」
デニスは、バトンとの契約問題は「単純」なものだという表現を用いていた。だが、バトンは、現状に関して次のように付け加えた。
「まだいろんなことが進んでいるところなんだ。そんなに簡単な話ではないんだよ」