F1第14戦日本GPで、メルセデスAMGが国際映像にほとんど映らなかったことについて、憶測が飛び交っている。
第13戦シンガポールGPの不振から立ち直り、見事1-2フィニッシュを決めたメルセデスAMGだったが、国際映像に登場する回数は明らかに少なかった。
ドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』では、視聴者に謝罪したほどだ。
国際映像は、F1最高責任者バーニー・エクレストンが率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)が取り仕切っている。今回のことは、レッドブルへの来季のエンジン供給を拒んだことに対するメルセデスAMGへの罰、あるいはメッセージなのではないかとうわさされている。
レース後、イギリスの『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』に質問されたメルセデスAMGチーム代表のトト・ヴォルフは、「分からないよ。私には分からない」と答えた。
だが、メルセデスAMGの2台がほとんど映らなかったことは気付いたとヴォルフも認めている。
■同様の憶測は以前にも
同様のことは、2012年のバーレーンGPでもあった。政情不安の中、フリー走行に出走しなかったフォース・インディアが、予選で国際映像に登場しなかったのだ。
また、今年の第10戦ハンガリーGPでも、優勝したフェラーリがほとんど映らなかったことについて、イタリアの解説者が「FOMに苦情を言ったほうがいい」と話していた。
いずれの場合も、エクレストンは憶測を否定している。