【マクラーレン・ホンダ】バトンは残留するとロン・デニスが明言

2015年09月27日（日）20:30 pm

マクラーレン最高権威のロン・デニスは、ジェンソン・バトンは来季も残留すると話した。

ホンダのホームレースであるF1第14戦日本GPでもマクラーレンは苦戦。フェルナンド・アロンソが無線で「GP2エンジンだ」と不満を吐き出す場面もあった。

チームメートのバトンも、「刀を持たないサムライのよう」な気分だったと悔しさをにじませている。

名門マクラーレンを長年率いてきたデニスも、これまでで「最悪の状況」かもしれないと認めた。

レース後、『BBC』からバトンとアロンソがチームを離れる可能性はあるかと聞かれると、デニスはこう答えた。

「ジェンソンとは2年契約、フェルナンドとは3年契約を結んでいる。単純にそういうことだ」

バトンの契約には、2016年まで継続するオプションが存在するが、その場合は報酬アップが条件となっており、チームはその先送りを打診しているのではないかと言われていた。

「ジェンソンには、オプションを行使（契約を終了）するつもりはないと木曜に話した」とデニス。

「彼にはもっと早いうちに話すべきだったのかもしれない。いずれにしろ、彼は喜んでいたと思う」

「契約はまったく手つかずで、変更する予定はない」

バトンについてはF1引退のうわさもあったが、それは、マクラーレンから「求められて」いないのではないかと感じたバトンの駆け引きだったのかもしれないとデニスは話している。

また、イギリスの『Sky Sports（スカイ・スポーツ）』でも、バトンが残留するかどうかについて聞かれた際、イエスと言うだけのほうが分かりやすいと言われると、デニスは「イエスだ！　イエス、イエス。これ以上言う必要があるかね？」と答えている。

また、デニスは、マクラーレンに新たなスポンサーが加わることを明らかにした。

「来週スポンサーを発表することになっている。ほかにも進行中のものがあるよ」