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ロータス、破たんの報に反発

2015年09月05日(土)20:28 pm

歴史的F1チームのロータスにとって今週末の第12戦イタリアGPは最後のレースになるかも、そんな報道にチームが反発している。

ルノーとロータスによる売買交渉は、いまや公然の秘密だ。こと細かな内容は数多くメディアに漏れ伝わっている。

例えばフランス『RMC Sport(RMSスポール)』の記事によると、松下信治も所属する名門GP2チーム、ARTの代表フレデリク・ヴァッセルがアラン・プロストと並んでルノーの新ワークスチームを指揮するという。

ヴァッセルは、「この情報を認めようとしなかった」とRMCでは報じている。

それもそのはず、今週も後半になって細部にわたる交渉を行ったらしいが、ルノーCEOカルロス・ゴーンはまだ、ロータス買収の最終的な「ゴー」サインを出していない。

その一方で、資金繰りに苦しむ同チームは首が回らない状態だ。話によれば、彼らはモンツァから次戦シンガポールGP(9/18-20)行きの旅費にもこと欠くありさまである。

しかしチームCEOマシュー・カーターは、モンツァで次のように述べる。「われわれはシンガポールに行くと保証しよう。コンテナを載せた船便はすでに出発した。加えて航空便が来週、目的地に向けて飛び立つ」

「シンガポールに行くのは間違いない」とカーター。「今季残りのレース用に予算を確保してある。それに従ってチーム運営を行うので、全レースに出場する」

さらに副代表フェデリコ・ガスタルディは、ルノーとの交渉について近々、耳寄りなニュースを伝えられそうだと自信ありげにドイツ『Speedweek(スピードウィーク)』に語っている。

「これは公式な声明でも何でもない」「しかし、両者(ルノーとロータス)とも(ちかぢか)何らかの発表を行えそうだし、行うはずだ。そんな気がする」

「もしルノーが決心すれば、公式の声明を出すまでにそれほど時間はかからない。そうしているあいだにも、できるだけ新車(2016年仕様)の製作を急ぐ必要がある」と話すガスタルディだった。

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