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アロンソは「不満」だが「やる気には満ちている」とサインツ

2015年09月04日(金)10:48 am

今年トロロッソからF1デビューを飾ったスペイン人ルーキードライバーのカルロス・サインツが、尊敬する先輩ドライバーであり、これまで2度F1チャンピオンの称号を手にしているフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が、現在は「不満を抱えている」と語った。

■アロンソは失望しているが希望も抱いている

今季、マクラーレン・ホンダはここまで悲惨とも言える状態が続いている。だが、アロンソは表向きには平静を装い、今後に向けて楽観的な考えを持っていると主張してきている。

だが、このほどサインツが、スペインの『EFE通信』に対し、実際はそういう単純な話ではないと次のように語った。

「気の毒だよ。僕には彼が不満を抱えているのが分かるからね。現在の状況については、恐らく、失望していると思うよ」

「だけど、同時に彼が成功を得るために高い士気を維持しているとともに、このプロジェクトが成功するという信念と希望を抱いているのも分かる。そして、それが大切なことなんだ」

「彼にとっては、今年は空白の年であり、移行のための年なんだ。だけど、もし来年すべてがうまくいくのであれば、そういう年を過ごすことにも意味があると思うよ」

■ホンダエンジンの実力には疑問

一方、ここまで予想以上の苦戦を強いられているホンダだが、総責任者である新井康久は、モンツァ・サーキットで開催される今週末のF1イタリアGP(6日決勝)に向かうにあたり、そのパワーユニットはすでにルノーのものを超えたとまで発言している。

そのルノーのパワーユニットで戦っているトロロッソのサインツは、ホンダのほうがすでにパフォーマンス的にルノーより優位に立っていると思うかと質問されると、次のように答えた。

「それは疑問だね」

「スパではマクラーレンの後ろを走っていたけれど、実際のところ、彼らは僕たちよりもよくはなかったよ。だから、それは疑わしいと思う」

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