フェラーリでは、ホームレースとなる次戦F1イタリアGP(9月6日決勝)に、パフォーマンスを向上させた新エンジンを投入する予定にしている。
しかし、フェラーリのチーム代表を務めるアリバベーネは、その改良型パワーユニットをもってしても、長いストレートのあるモンツァ・サーキットでは苦戦を強いられるだろうと次のように語った。
「モンツァの特性は、スパやバルセロナとよく似ていることは分かっているし、我々のクルマにはあまり合っていないんだ」
「イタリアでのレースだけに申し訳なく思うが、現実的でいなくてはならないからね。ティフォシ(熱烈なフェラーリファン)にうそをつきたくはないし、私としては、ありのままを語りたいと思う」
恐らく2枚のシーズン中開発「トークン」を用いることになると考えられているフェラーリの改良パワーユニットだが、アリバベーネは飛躍的向上を期待することはできないだろうと次のように続けた。
「何枚かのトークンを使うことにはなるだろうが、ほんの少しだけだ。だから、それによって“スーパー・パワーユニット”になるなどと言えるほどのものではないよ」