ホンダでは、夏休み明けのF1ベルギーGP(8月23日決勝)には、これまでよりもかなりパフォーマンスを改善したパワーユニットを投入することになりそうだ。
ホンダF1プロジェクト総責任者の新井康久は、先週末のハンガリーGP(第10戦)の際に、スパ・フランコルシャンで行われるベルギーGPには大きな改善が施されたパワーユニットを投入することになると語っていた。
スペインの『Marca(マルカ)』は、ホンダは利用可能な「トークン」のほとんどを使って、パフォーマンス改善のための開発を行っており、およそ45馬力の向上が期待できると内部関係者が語ったと伝えている。
だが新井は、すでにハンガリーにおいて、ホンダは大きな進歩を果たしていたと主張している。
新井は、ブラジルの『UOL Esporte(ウニヴェルソ・オンライン・エスポルチ)』に対し、ハンガリーにおいては今季初めてパワーユニットに何の問題も発生せず、フルスピードで走行させることが可能となっていたと語り、次のように続けた
「制限も制約もなかったし、うまく機能していた」
「正直に言って、私は非常に満足している。チームに感謝したいし、さくら(栃木県さくら市にある本田技術研究所)とウォーキング(マクラーレン本部)からの支援にも感謝したい。そこでは大勢のスタッフが懸命な作業を続けている。そして、その結果はすぐに現れてくるだろう」と新井は付け加えた。