苦境に立たされているイタリアのモンツァ・サーキットだが、今年のイタリアGP(第12戦/9月6日決勝)にはイタリアの首相も観戦に訪れるかもしれないと報じられている。
現在、2016年までF1開催契約を結んでいるモンツァだが、F1の商業権を一手に牛耳るバーニー・エクレストンは、2017年以降に関しては大幅な開催権料の値上げを要求している。
現在、両者の交渉は行き詰まったままで進展が見られないと報じられているが、最近では地元の工業グループであるコンフダストリアや、ロンバルディア州がモンツァでのF1レースを救おうという動きを開始したことが明らかとなっていた。
そして、イタリアのオリンピック委員会会長であるジョバンニ・マラゴがこのほど、自分もモンツァを救うためにできることは何でもするつもりだと語り、今年のイタリアGPも観戦に訪れる予定を組んでいることを明らかにした。
「フェラーリはイタリアそのものだし、困難を迎えた時期にあっても、そのことには誰もが敬意を払っている」
『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』にそう語ったマラゴは、次のように続けた。
「私は(モンツァへ)行く予定にしているし、そうした行為を通じてモンツァでのF1継続に向けた支援をしていきたいと考えている。そして、私は正式に首相の(マッテオ・)レンツィを招待するよ」