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F1ハンガリーGP決勝のテレビ放送が招いた疑惑

2015年07月27日(月)19:06 pm

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の今季2勝目で幕を閉じた先週末のF1ハンガリーGPだが、その決勝レースのテレビ中継において、意図的に先頭を走るフェラーリの姿があまり映さないようにされていたと主張している人物がいる。

【結果】F1ハンガリーGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント

その人物とは、イタリアのテレビ局『RAI』で解説者を務めるジャンフランコ・マッツォーニだ。マッツォーニは、F1の商業権を管理するFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)が、レース中に配信する国際映像において、フェラーリのベッテルやキミ・ライコネンを映すのを最小限にとどめるよう調整を行っていたと指摘している。

マッツォーニによれば、これはFOMを率いるバーニー・エクレストンが、マウリツィオ・アリバベーネがチーム代表を務めるフェラーリの首脳部と意見が対立していることへの報復として行われたものだという。

マッツォーニは、こうした措置がとられることは「恥ずべき」ことであり、視聴者は直接「FOMに不満をぶつけたほうがいい」と提案している。

だが、アリバベーネは、ローマの『Il Fatto Quotidiano(イル・ファット・クォルティディアーノ)』紙に対し、そういう批判は「ばかげている」と語った。

ハンガリーGP決勝では、ベッテルがスタートでメルセデスAMG勢の前に出ると、そのまま独走状態を形成しトップでチェッカーを受けた。だが、確かに先頭を走るベッテルの姿が映像に登場する頻度が高くなかったのは事実だ。

しかし、アリバベーネは、カメラはコースの至るところで展開されたホイール・トゥ・ホイールの戦いのほうをより多く映そうとしていただけだと主張し、「そういうくだらない話はやめようじゃないか」と付け加えている。

エクレストンも、今回指摘されたような事実はないと否定し、次のように語った。

「フェラーリを映さないようにしていたなんて気づきもしなかったよ。もちろん、私のほうでそう仕向けたなどということはないがね。もう一度落ち着いた状態で、録画を見てみることにするよ」

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