【マクラーレン・ホンダ】「あらためてファンへの感謝を表したい」／F1ハンガリーGP決勝
ハンガロリンクで行われた2015年F1第10戦ハンガリーGP決勝を終え、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが次のようにコメントした。
【結果】F1ハンガリーGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント
■エリック・ブーリエ「必ず目標は達成する」
「昨日の予選結果は15番手と16番手に終わっていたが、レースではもっといいパフォーマンスが発揮できるはずだと言っておいた。そして、今日はまさしくその通りになったよ」
「確かに、今日はさまざまなことが我々に味方したし、現在のチームが5位と9位という結果にふさわしい力を持っているわけではないのは確かだ。しかし、それでも合わせて12ポイントを獲得できたということは、これから夏休みを迎える上ではいい刺激になったのも事実だ」
「2015年シーズン前半は、マクラーレン・ホンダの全員にとって非常に困難なものだった。だが、我々はお互いに支え合い、共に人間として可能な限りの取り組みを続けてきた。そして、我々は徐々にではあるが、前に向かって進み続けている。それに、忘れてはならないのは、我々のドライバーたちがサーキット内外で、毎日、素晴らしい仕事をしてくれていることだ。望んでいる位置にたどり着くには時間もかかるだろう。それは分かっている。だが、我々は必ずそこへ到達するよ」
「最後に、あと5つのことを言わせてもらいたい」
「第一に、今日は本当に素晴らしいレースを見ることができた。ハンガロリンクで見ていた観客にとっても、テレビを通じて見ていた世界中のファンにとっても非常に楽しいレースだったと思う。今、いろいろな批判にさらされることも多いが、こういうレースはF1にとっていい宣伝効果になったし、以前としてF1が素晴らしいスポーツであることを示すものだった」
「第二に、今週末はジュール（ビアンキ）への哀悼を表するために、我々がまるでひとつの家族のような気持ちで週末を迎えることができたことは、誇ることができるものだと考えている。彼がいなくなった悲しみを、ここで、そして世界中で感じることができたはずだ」
「三番目として、私は親愛なるアキ（ヒンツァ／マクラーレン専属医）に対するメッセージを送りたいと思う。彼は最近腹部にガンがあると診断されたんだ。頑張って欲しいし、戦い続けて欲しい。みんなが君のことを応援しているよ」
「四番目に、マクラーレンとホンダの全員にたいして感謝の言葉を述べたいと思う。ここブダペストに来ている者たちだけではなく、ウォーキングとさくらにいる人たち全員にね。これは、絶え間なく頑張り続けてくれた彼らへのささやかなご褒美だ。いい夏休みを迎えて欲しい。全員がそうするにふさわしいし、成功は付いてくるよ。私を信じて欲しい」
「最後の五番目だが、これも忘れてはならないことだ。私は、世界中にいる大勢のマクラーレンファンのために感謝をささげたいと思う。彼らは本当に我々に対する情熱と忠誠心を持っていてくれる。みなさんが強く支援してくれることが、我々にとっては非常に重要なことなんだ。ここに我々は公式に皆さんに敬意を表したいと思う。皆さんが本当にマクラーレン・ホンダを信じてくれていることにね」
※マクラーレン・ホンダは、ツイッターにハッシュタグ（# BelieveInMcLarenHonda）を設けてファンへの感謝を表している。
