【マクラーレン・ホンダ】「10位はフェルナンドの粘りがあってこそ」エリック・ブーリエ／F1イギリスGP決勝
2015年F1第9戦イギリスGP決勝を終え、エリック・ブーリエ（マクラーレン・ホンダ）は次のようにコメントした。
【結果】F1イギリスGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント
■エリック・ブーリエ（マクラーレン・ホンダ／レーシング・ディレクター）「10位はフェルナンドの粘りがあってこそ」
「今日のレースでフェルナンド（アロンソ）が10位に入り、2015年F1世界選手権に一歩を印したことに触れないわけにはいかないが、それで大喜びはできない」
「とはいえ、彼のマシンがしっかりとレースを走りきったのは心強い。ただ、ペースは明らかに物足らない。それでも彼はあきらめなかった。粘り強くがんばった見返りとして選手権ポイントがもたらされたのだ。彼の強い意志を感じる」
「普段なら、変わりやすい天候はジェンソン（バトン）が得意とするところだ。1周でリタイアしたのは非常にアンラッキーだった。彼のせいでも、もちろんフェルナンドのせいでもないが。あれは、レースで起こりがちな接触だった。2人のすぐ前を走っていたドライバーたちによる無謀な順位争いをきっかけに避けようのない連鎖反応が起こった末のアクシデントだ。ジェンソンは気の毒に、せっかくの母国グランプリでいいレースを見せられなかったのが、かえすがえすも残念だ」
「それにしても、シルバーストンの観客は相変わらずすばらしい。モータースポーツをよく知る14万ものレースファンが送る大声援はすごい。そんな中で地元のヒーロー、おまけに元マクラーレンのドライバー（ルイス・ハミルトン）が彼らのために優勝したのだ。よかったじゃないか」
「イギリスのF1ファンは世界でいちばん忠実で情熱的だ。この厳しい局面においても昔と変わらぬ、彼らの確固たるわれわれへの支持は、痛いほど伝わってくる。マクラーレン・ホンダの全員を代表して、来季こそ、シルバーストンに集った心からのファンに喜んでもらえるようなレースをお見せする所存であると、ここに断言する」
