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レッドブル、夏休み前にF1撤退決定も?

2015年06月29日(月)19:14 pm

レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコが、レッドブルがF1から撤退する可能性もあると語った。

最近、レッドブル総帥のディートリッヒ・マテシッツが、レッドブルリンクで今季のF1第8戦オーストリアGPが開催された際、将来的にF1からの撤退もありえることを示唆していた。

「その判断は夏休みを迎える前に行われるだろう」とマルコは『Speedweek(スピードウィーク)』に語った。

レッドブルでは、不振にあえぐエンジンサプライヤーのルノーと開発に関する話し合いを行った上で、今後に向けた方針に関して先週にもなんらかの発表を行うのではないかと考えられていた。

だが、マルコは「ルノーはデータを提出することができなかったんだ。ヴィリー(ルノーのF1エンジンファクトリー)でのテストで問題が発生し、2日間にわたって作業ができなかったためにね」とその計画が不調に終わったことを明らかにしている。

レッドブルの今後に向けた戦略に関しては、動力計測施設での最新テスト結果と併せて検討されることになり、そこにはレッドブルの委託を受けたF1エンジン設計者のマリオ・イリエンによる改良なども考慮に含まれることになると考えられていた。

「F1を続けるかどうか、続けるとすればどういう形を取ることになるか、その判断は夏休みを迎える前に行われなくてはならない」

そう語ったマルコは、次のように続けた。

「我々は開発の方向性を明確にし、それによってどれほどのパフォーマンスが期待できるかと確認しなくてはならない」

いずれにせよ、レッドブルとルノーの関係がかなりぎくしゃくしたままであることは確かだろう。マルコは、次のように付け加えた。

「もう約束など必要ない。我々としては結果が欲しいだけだ」

今季のF1は、第10戦ハンガリーGP(7月26日決勝)以後、次戦第11戦ベルギーGP(8月23日決勝)まで夏休み期間に入ることになっている。

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