FIA(F1統括団体である国際自動車連盟)が、メルセデスAMGとフェラーリのF1カーに施されたオイル・システムは違法なものではないことを確認したと報じられている。
今季もここまで最強を誇るメルセデスAMGと、その最大のライバルとなっているフェラーリ。だが、この2チームではオイルに特殊な添加剤を用いており、これによってパフォーマンスアップを図っているのではないかとの疑いが持たれていた。
しかし、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が報じたところによれば、F1カナダGP(第6戦)の決勝後に、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が実際にレースで使用したF1カーからサンプルが抽出されて検査が行われたものの、いずれにも違法性は認められなかったという。
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』のマルコ・ジェンティーリ記者は、次のように書いている。
「サンプルの粘度や特性などについての詳細な分析が行われたが、何も異常性は認められなかった」