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F1のすべてが悪いのか?疑問を投げかけるヴォルフ

2015年06月27日(土)21:35 pm

メルセデスAMGチーム代表のトト・ヴォルフは、F1のすべてが悪いと批判する風潮に疑問を投げかけている。『Speedweek(スピードウィーク)』が伝えた。

過去の伝説的なドライバー、例えばアイルトン・セナやナイジェル・マンセル、ゲルハルト・ベルガーに比べれば、現代のF1ドライバーは足下にも及ばないと言う者もいる。

43歳のヴォルフは、自分の思い出を語った。

「若い頃は私も1ファンだった」

「パドックを歩いていてラフィットさん(70~80年代のF1ドライバー、ジャック・ラフィット)とすれ違った時はゾクゾクしたよ」

「そういうものが変わったのは、ドライバーが若くなったせいなのか、それとも、現代人が強い刺激を浴びすぎているせいなのか。それはなんとも言えないところだ」

「だが、今もF1には個性的なドライバーがいると私は思う」

■F1のすべてを批判する風潮

ヴォルフは、現代のドライバーは、何かをすると批判され、何かをしなくてもやはり批判されると話す。

「例えばルイス・ハミルトンは、サーキットに犬を連れてきたとか、音楽に関心があるとか、何かしらで批判される」

「逆にセバスチャン・ベッテルは、私生活を明かさないせいで面白くないといって批判される。どうやら何をやっても否定されるようだ」

こうしたことはF1自体にも当てはまるとして、ル・マン24時間レースとの比較でヴォルフはこう話している。

「不思議なことに、ル・マンと退屈なハイブリッドエンジンを結び付ける者はいない。芝刈り機のような音だとか、優勝争いをしているのが2メーカーに限られているとかいった事実に触れる者もいない」

「F1の問題点とされている点でル・マンが批判されることはない。それはなぜか。F1が下降線をたどっているから、すべてが悪いと誇張されているんだ」

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