マクラーレンのチーム代表エリック・ブーリエが、2016年シーズンへの影響を懸念している。
マクラーレンは、F1第8戦オーストリアGPでもマシントラブルに見舞われ、第7戦カナダGPに続いて2台ともリタイアに終わった。
こうした状況を受け、ブーリエは次のように語っている。『Speedweek(スピードウィーク)』や『Marca(マルカ)』などが伝えた。
「今の困難な状況で、来シーズンに対する影響がすでに出ているわけではない」
「だが、遅かれ早かれそうなるかもしれない。われわれは走行距離が不足している。冬季テストだけでなく、レースウィーク中もそうだ」
■「メルセデスAMGを止める存在になる」とアロンソ
だが、引き続きオーストリアで行われた2日間の合同テストでは、大きなトラブルもなく走り込むことができた。雨の初日は76周走行し、2日目はフェルナンド・アロンソが新しい「ショートノーズ」で104周走行している。
アロンソは希望を捨てていない。フランスの『Le Figaro(フィガロ)』が伝えている。
「シンガポール以降は良くなるはずだ」とアロンソ。
「ポイントを獲得し、シーズン末までに表彰台に近づけるようになりたい。来年はチャンピオン争いがしたいからね」
「ちょっと楽観的な目標だろうけど、高いレベルの夢を持たなければ」
フェラーリを離れたことは後悔していないとアロンソは語っている。
「時間はかかるだろう。でも、僕たちはメルセデスAMGを止める唯一の存在になる」