F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、将来的にF1インドGPが復活する可能性を示唆した。
先週、かつてインドGPを主催していたジャイピーに近い関係者が、財政問題やインドの税制などの関係で2013年を最後にF1カレンダーから消えてしまったインドGPが近いうちに復活する望みはないだろうと語ったと報じられていた。
事実、最近漏れ伝わっている2016年の暫定カレンダーにもインドGPの名前はない。
「表向きの発表では交渉が継続されていることにはなっているものの、近い将来レースが復活すると考えている者など誰もいないと思うよ」とその関係者は『New Indian Express(ニュー・インディアン・エクスプレス)』に語っていた。
だが、今回『Telegraph(テレグラフ)』のインド版が、もしインドGPが復活すれば「うれしく思う」とエクレストンが語ったと報じている。
「来年にもインドでのレースができることを期待しているよ」
そう語ったエクレストンは、次のように付け加えている。
「主催者がまた私のところへ来るのを待っているところだよ」
だが、現在出回っている2016年の暫定カレンダーにはすでに21レースが載せられている。これにより、エクレストンには年間20レースに減らすように圧力がかけられているのではないかとのうわさもある。
どのようにしてインドGPを復活させるつもりなのか、と尋ねられた84歳となるエクレストンは、次のように答えた。
「インド復活に向けて必要なことは何でもやるよ」
「必要なのは、ジャイピー・グループが“よろこんで続けたい”と言うことだけだ。そうすれば、現在の契約を生き返らせることができる」
だが、エクレストンは、そのための時間はもうあまり残されていないと次のように付け加えた。
「彼ら(ジャイピー)は急ぐ必要があるね。あと2か月以内にその意思を確認する必要がある」