ミハエル・シューマッハのマネジャーが、情報をほとんど開示していない理由を語った。
7度F1チャンピオンに輝いた元F1ドライバーのシューマッハは、2013年末のスキー事故により長いこん睡状態に陥り、意識が戻った今はスイスにある自宅でリハビリ治療が行われている。
だが、マネジャーのザビーネ・ケームや妻のコリーナは、シューマッハの状況についてほとんど情報を開示することがなく、それに対しては批判的な意見も少なくない。
ケームはこの件に関し、ドイツの『Der Spiegel(シュピーゲル)』に対して次のように語った。
「ミハエルは、一緒に働いていたときから常に厳格なルールを敷いていたんです」
「彼は、仕事とプライベートな部分を厳密に区分していましたし、決してそれを変えようとしませんでした」
「彼の家庭や家族に関する話題などが報じられることは決してありませんでしたし、彼の電話番号を知っている記者など誰もいませんでした」
昨年の9月にスイスのレマン湖のほとりにある自宅に戻ってきたシューマッハだが、その後もずっとカメラマンが近くの林に潜んだり、ヘリコプターで上空から様子をうかがったりといった状況が続いているという。
『Der Spiegel(シュピーゲル)』によれば、ケームやシューマッハの家族はメディア専門の法律家であるフェリックス・ダムからこの件に関するサポートを受けているという。
そのダムは、次のように語っている。
「彼らのプライバシーは、タブロイド紙の海に浮かぶ小島のようなものなのだということを理解する必要がある」