F1スペインGPは、新たな支援者の開拓を迫られるかもしれない。
同レースは今月、カタルーニャ・サーキットで開催されたばかり。その際、主催者は2017年から3年の開催契約を発表している。
次のモナコGPが行われた24日(日)、バルセロナでは市長選挙が行われ、アダ・コラウが新市長に選ばれた。
するとスペイン各紙は彼女の発言を引用、市がスペインGPに行なっている年間400万ユーロ(約5億4,300万円)の財政支援は今後、疑わしいと伝えた。
「(バルセロナが抱える)事情から、F1は重要ではありません」とカラウ市長は述べたというのだ。
彼女に説明してもらおう。「何かに反対しているわけではありません。バルセロナ市とその近郊で行われるスポーツイベントには喜んで協力します」
「ですが、市には真っ先に取り組むべき事項があるはずです。『はず』ではなく、実際にあります」とカラウ氏。
一例として市長は、バルセロナでF1に費やす「毎年の金」を奨学金の形で4,500人に与えられると語るのだった。