かつてマクラーレンで2度F1チャンピオンとなった元F1ドライバーのミカ・ハッキネンが、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、彼にとって不運な結果となった先週末のF1モナコGP(第6戦)の一件から早く立ち直る必要があると語った。
チームのピット戦略ミスにより、手中に収めていたはずのモナコGPでの勝利を逃してしまったハミルトン。だが、ハッキネンは、自身のスポンサーである『Hermes(エルメス)』とのインタビューにおいて、「起こってしまったミスは、いまさら変えられない」と語り、次のように続けた。
「その一件に関し、ルイスに謝らなくてはならない同僚も確かにいることだろう」
「一方で、起きてしまったことはもう取り返しがつかない。それに文句を言っても何の役にも立たないんだ。これを教訓とすることができるだけだ」
ハッキネンも、今回の一件でハミルトンが今は不愉快な気持ちになっているのは間違いないだろうとしながらも、早く気持ちを切り替えて今後のレースに臨むべきだと次のように付け加えた。
「もし、何かルイスにとって前向きな点があったとすれば、今回の件がシーズン終盤ではなく、このタイミングで起こったことだ。もし終盤でこういうことが起きれば、彼のタイトル争いへの影響もさらに大きかっただろうからね」