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モナコGPで70年代風ヘルメットを使うベッテル

2015年05月24日(日)18:07 pm

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、F1モナコGP(24日決勝)で普段とは違うデザインのヘルメットを使用している。

観客がドライバーを見分けやすくなるよう、ヘルメットのデザインは1年間変更できないというルールが今年から導入されている。そのため、例年のように“モナコスペシャル”ヘルメットを使うドライバーはいないと思われていた。

ダニエル・リカルド(レッドブル)はツイッターにヘルメットの写真を投稿し、こうつぶやいている。

「(ヘルメットデザイナーの)JMDがこのヘルメットをレースのためにペイントしてくれた。これを使いたいよ! ヘルメットデザインは1つだけというルールは好きになれない」

一方、同じJMDによるヘルメットを使うベッテルは、「基本的に同一の意匠」でなければならないという規定を逆手に取った。

『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙がベッテルの“モナコスペシャル”ヘルメットの写真を紹介している。通常と同じ白地に3色のドイツ国旗が入ったデザインだが、それが70年代スタイルになっているのだ。

地の色は光沢のない白で、国旗の3色は刷毛目を残した手書き風、カーナンバーの5は古い書体を使用し、70年代に使われた大きなバイザーに見えるように描き足されている。さらには、当時使われた酸素注入口のアタッチメントがサイドに描かれているという徹底ぶりだ。

ベッテルはこのヘルメットをモナコGP初日の21日(木)から使用しているが、基本のカラーリングが普段使っているものと同じであるため、スチュワードの目を逃れられる可能性は高いだろう。

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