2017年以降のF1公式タイヤを決めるバトルが早くもヒートアップしている。
22日(金)、F1テレビ解説者のマーティン・ブランドルはモナコの市街地コースでGP2のテスト車両を試乗した。ピレリが開発した18インチの試作品タイヤをテストするためだ。
ピレリは、ブリヂストンに代わって2011年からF1にタイヤを供給。6月17日の締切までに、2017年以降の契約を求めてFIA(国際自動車連盟)の入札に参加する予定だ。
フランスのミシュランもF1公式タイヤ供給メーカーの座を狙っている。彼らは米グッドイヤーやブリヂストンを相手に2006年まで戦った。
ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、ミシュランも低プロファイルで幅広のF1向けタイヤを開発中だと報じている。こちらはフォーミュラ・ルノー3.5シリーズのマシンに装着するという。
「いつまでも13インチにこだわっていては進歩がない」とミシュランが22日に発行した文書で述べるのは、同社のモータースポーツ部門責任者パスカル・クアスノン。
「F1は多くの分野で最先端を行っているが、ことタイヤに関しては技術革新の場にほど遠い」