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アウディ、再びF1参戦を否定

2015年04月30日(木)19:11 pm

アウディが、F1への進出準備を進めているのではないかとのうわさをあらためて否定した。

フォルクスワーゲン・グループに属するメーカーがF1に参入する計画をしているのではないかとのうわさが絶えずささやかれてきていたが、最近フォルクスワーゲンの監査役会長であったフェルディナント・ピエヒが辞任したことで、そのうわさにさらに拍車がかけられている。

ピエヒは、バーニー・エクレストンがF1最高責任者でいる間はF1に参入するつもりはないとの立場をとっていたと考えられている。だが、その後任候補とみなされているマルチン・ヴィンターコーンは、F1参入も前向きに考えていると伝えられている。

フォルクスワーゲン・グループにあって、現在モータースポーツに最も大きくかかわっているのがアウディだ。もしフォルクスワーゲンがF1参入を目指すとなれば、アウディがその筆頭候補となるはずだ。現在、アウディでは昨年4月までフェラーリのチーム代表を務めていたステファノ・ドメニカリがその準備にあたっているともうわさされている。

だが、アウディの広報担当者は今週『BBC』に次のように語った。

「アウディはF1に参入する予定はまったくないというのが現在の状況だ」

その広報担当者によれば、現在WEC(世界耐久選手権)やDTM(ドイツツーリングカー選手権)へ参戦しているアウディには、F1参戦をするための施設的余裕などがないのだという。

だが、興味深いことに、アウディのモータースポーツ部門は、昨年末から、その施設を現在のインゴルシュタットからノイブルク近郊へと移転する作業に取り掛かっている。

昨年、この移転によってアウディ・スポーツに「新たなチャンス」も生じるのではないかとの質問を受けたヴォルフガング・ウルリッヒ(アウディ・モータースポーツ責任者)は、「我々は現在、自分たちがいい仕事をするために見合った敷地と完ぺきな施設を有しているよ」と答えていた。

現在、アウディ以外にフォルクスワーゲン・グループの傘下にある自動車会社は、ポルシェ、ベントレー、ランボルギーニ、セアト、そしてシュコダとなっている。

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