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今ロズベルグに必要なことは?

2015年04月29日(水)17:41 pm

メルセデスAMGの非常勤会長であるニキ・ラウダが、ニコ・ロズベルグが、チームメートのルイス・ハミルトンと今シーズンの戦いを続けていくためにはどうすればいいかアドバイスを送った。

2014年はハミルトンとの間で激しい戦いを繰り広げたロズベルグだが、今季はここまでのところ大きくハミルトンに水をあけられた状態だ。ポイント差も4レースを終えた時点ですでに27ポイントに広がっている。

かつて3度F1王座に輝いた実績を持つ伝説的元F1ドライバーでもあるラウダは、そんなロズベルグに同情的だ。

「ニコは、考えうる最も困難な仕事を抱えているんだ」

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にそう語ったラウダは、次のように続けた。

「現時点ではルイスが絶好調だ。目に見えるようなミスはまったく犯さないし、とてつもない自信に満ちている」

一方のロズベルグは、現在のF1においてももっとも「考えるタイプ」のドライバーとして知られている。バーレーンGP(第4戦)予選でハミルトンにコンマ6秒もの差を付けられたロズベルグは、その理由についてもあれこれ考えすぎてしまっていたようだ。

そんなロズベルグに、ラウダは次のようなアドバイスをしている。

「小難しい説明をすることなどやめて、ただ“ミスを犯してしまった”とだけ言えばいいんだ」

「頭の中から重荷を取り除いて、毎回新たなF1選手権が始まるのだと考えてレースに臨むべきだよ」

ラウダと同じオーストリア出身の元F1ドライバーであるゲルハルト・ベルガーも、そのラウダのアドバイスはロズベルグにとって役にたつだろうと『f1-insider.com』に次のように語った。

「(ロズベルグは)もしライバルと同じスピードがないと思えるなら、どうすればチャンピオンになることができるのかをニキに聞けばいいんだ」

「そして何よりも、ニコは自分自身を信じ続けなければならない。それが一番大切なことだよ」

一方、ラウダは、ロズベルグにとって今一番重要なことは、できるだけ早くハミルトンの進撃にストップをかけることだと次のように続けた。

「ニコはルイスの勢いを止めなくてはならないし、彼(ハミルトン)にプレッシャーをかけないとダメだ。もし一度でもロズベルグがハミルトンに勝てば、ハミルトンだってあれこれ考え始めるからね」

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