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フォース・インディア、シーズン中盤に「Bバージョン」投入へ

2015年04月09日(木)11:04 am

フォース・インディアが、2015年型車VJM08の「Bバージョン」導入を計画している。

イギリスのシルバーストンにファクトリーを構えるフォース・インディアだが、2015年型車であるVJM08のデビューが遅れ、実際に走らせることができたのは3回目のシーズン前テストを迎えてからだった。当然ながら、今シーズンの出だしも不本意な結果に終わっている。

わずか11台が完走した2015年のF1開幕戦オーストラリアGPではニコ・ヒュルケンベルグが7位、セルジオ・ペレスが10位に入ってポイントを獲得したものの、第2戦マレーシアGPではノーポイント。チーム別ランキングも現時点では7番手となっている。

フォース・インディアでは、風洞テストを今年からケルンにあるトヨタの最新式設備で行っているが、そのための手順変更などにもうまく対応できていなかったようだ。

「残念ながら、そのプロセスにおいていくぶん後退を余儀なくされてしまった」と語ったチーム副代表のロバート・ファーンリーは、次のように付け加えた。

「恐らくは、シーズン中盤までは本来のフォース・インディアの姿を見ることはできないだろうと考えている」

フォース・インディアがVJM08のBバージョン開発に取り組んでいることは、すでに開幕戦オーストラリアGPの直後に明らかとなっていた。そして、その時点ではその改良マシンは第6戦のモナコGP(5月24日決勝)でデビューすることになるだろうと言われていた。

だが、最新の情報によれば、フォース・インディアではVJM08Bのデビューを、少なくとも第8戦オーストリアGP(6月21日決勝)まで遅らせることになるだろうという。

「VJM08の信頼性が高いのはチーム全員のおかげだ。だが、まだこの先の開発の道のりは長い」

そう語ったチーム代表のビジェイ・マリヤは、次のように続けた。

「我々はどのエリアについて改善が必要なのかは分かっている。そして、チームの姿勢にも感銘を受けている。士気は高いし、序盤のレースでも可能な限り多くのポイントを獲得できるよう懸命に戦い続けてゆくよ」

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