NEXT...F1開催スケジュール

「ベッテル、フェラーリに35戦ぶりの勝利をもたらす」フェラーリ/F1マレーシアGP決勝

2015年03月29日(日)23:35 pm

セパン・インターナショナル・サーキットで行われた2015年F1第2戦マレーシアGP決勝を終え、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンがコメントを行った。

【結果】F1マレーシアGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント

■セバスチャン・ベッテル「子供のころの夢がかなった」
決勝/優勝
「(イタリア語で)“素晴らしいレースだったし、素晴らしいクルマだった!”」

「イタリア語で話し始めて申し訳ない。だけど今日は僕にとって特別な日なんだ。本当に、何と言っていいか分からないよ。言葉を失ってしまう。子供のころからの夢が現実になったんだからね。たくさんの夢が一度にかなったみたいだ。表彰台の上からメカニックたちやエンジニアたち、そしてチーム全体がドイツとイタリアの国家に聞き入っているところを見るのは素晴らしい気分だったよ」

「チームの雰囲気はこれまでもずっと素晴らしいものだったけれど、それがさらにどんどんよくなっているよ。今日に関しては、僕たち全員がこの瞬間を共に味わい、祝うことができるということが大切なんだ。僕は過去にはそれほどチームを変わったりはしなかった。だから、新しいチームで勝利できたことにほっとしているよ。フェラーリに加入して以来、信じられないほど温かく迎えてもらえたし、改善するために一緒に取り組んできていた」

「いつも言ってきたように、可能性はものすごく大きい。この冬の間に僕たちが成し遂げた進歩をこうして目の当たりにできたのはうれしいよ。目に見えない部分でも多くの変更が行われてきたし、それは決して簡単なことではなかったんだ。だけど、みんながそれを前向きにとらえていた。昨年とは比較できないよ。昨年も(レッドブルの)クルマはよかったんだけど、僕がその性能をうまく引き出せなかったんだ。フェラーリでは、最初からいい感触を得ていたよ」

「今日は特別な日になったよ。僕にとっても、チームにとっても久しぶりの勝利だからね。すべてのレースで同じ位置につければうれしいけれど、現実的にならないとね。今日はメルセデスAMGが少し苦しんでいたけれど、彼らは素晴らしいパッケージを持っているし、僕たちの目標はすべてのグランプリで彼らとの差を小さくしていくことだ。そして彼らが彼らに対抗できるチームとなることだ」

■キミ・ライコネン「これからさらに強くなる」
決勝/4位
「いろんなことがうまくいかなかったという意味ではかなりお粗末な週末だったよ。いいスピードがあったにもかかわらず、予選ではうまくいかなかった。そして今日もスタートはあまりよくなかった。スタート直後にかなりホイールスピンさせてしまったんだ」

「ほかのドライバーたちと懸命に戦っていたんだけど、最終コーナーでナッセ(ザウバー)とバトルをしていたときに左リアタイヤがパンクしてしまった。そこからピットまでサーキットを1周しなくてはならなかったよ。タイヤを失った状態でね。そのときにフロアも少しダメージを受けてしまっていた。とにかく、タイヤなしで1周しなくてはならなかったからね。そこからは、セーフティカーに少し助けられたとはいえ、かなり後方からスタートしなくてはならなくなった。ベストを尽くしたし、4位までばん回できたけど、今日はこれ以上は無理だったよ」

「セバスチャン(ベッテル)が優勝したのは彼にとってもチーム全員にとってもすごくいいことだ。昨年がどれほど難しいものだったかということを考えればね。チームが素晴らしい仕事をしたということだ。冬のテストのときから、僕たちにはいいクルマがあることは分かっていた。だから、今回のこともそれほど驚きではないよ。それに恐らくは、この気温の高いサーキットが僕たちに合っていたんだろうね」

「ほかのサーキットではどうなるかは分からない。だけど、ここまでクルマは強さを見せてきている。まだ望むようなところまでは来ていないとはいえ、いいパッケージとなっているのは確かだ。これからもさらに強くなるよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック