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小細工をすればF1は死ぬとラウダ

2015年03月29日(日)9:34 am

F1を面白くするために小細工をすれば結果的にF1を破滅に追い込むことになる、とメルセデスAMGの非常勤会長ニキ・ラウダが苦言を呈した。

昨年からメルセデスAMGが圧倒的な強さでF1を支配しており、これに対して大胆な手を打たなければF1は「破滅」に追い込まれるとレッドブルは訴えている。

こうした意見についてオーストリアの『Osterreich(エステルライヒ)』紙から聞かれたラウダは、次のように答えた。

「一言で言えば、トト・ヴォルフ(メルセデスAMGチーム代表)と私は勝つことに集中しているんだ」

「皆そのためにレースしているんだろう。ほかより速くなるために! ヒルシャーやフェニンガー(いずれもオーストリアのアルペンスキー選手)は、なぜスキーをするのか。それは、勝ちたいからだ」

「F1の政治になど誰も興味はない」

しかし、メルセデスAMGの優勝は決まっているようなものだから、ルールに手を加えてレースを面白くしたほうがよいという意見もある。

F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、予選にも決勝と同じポイントを与え、最速タイムを出したドライバーが12番手からスタートしなくてはならないというルールに変えれば面白くなる、と話している。

ラウダは「こうした議論はまったく理解できないね」と否定的だ。

「われわれは昨年最も優れていた。だから新シーズンの開幕戦でもやはり前にいて当然だ」

「あとはベッテルなどほかのドライバーがわれわれのリードを脅かす努力ができるかにかかっている。だが、人為的に操作をしてスポーツをより面白くすることなどできない」

「一度それを始めてしまったら、モータースポーツは死んでしまう」

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