セパン・インターナショナル・サーキットで行われた2015年F1第2戦マレーシアGP2日目を終え、マクラーレンのエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)がコメントを行った。
【結果】F1マレーシアGP予選の順位、Q1-Q2-Q3のタイム
■「当然、まだ満足などしていない」エリック・ブーリエ(レーシングディレクター)
「当然ながら、予選17番手と18番手というのは我々が目指している結果ではない。そこからはかなりかけ離れたものだ。だが、そうした後ろ向きの事実に対してくどくど話すつもりはないし、逆に、私にはいくつか前向きなコメントを行うことができる」
「何よりも、フェルナンドがコックピットに戻ってきてくれたのはうれしいことだ。さらに、彼が、マクラーレン・ホンダでの初めての予選に情熱をもって臨み、実践してくれたことを付け加えておきたい」
「ジェンソン(バトン)と彼(アロンソ)はほぼ同じタップタイムを刻んでみせたし、それはこの2人がいずれも現在のMP4-30の能力を最大限に引き出したということを示すものだ」
「ここでもメルボルン(オーストラリアGP)以上のグリッドを手に入れることはできなかったが、MP4-30がセパンでは大きく改善できたことは間違いない。アルバート・パークでは走っては止まるというジグザグ状態だったわけだからね。パフォーマンスが大きく向上したのは、すでによいクルマであったという事実に基づくものだし、今週末のサーキットが非常に異なるタイプのものだからだというわけではないんだ」
「もちろん、我々は満足などしていないよ。まだこの先に険しい山がそびえていることも分かっている。だが、本当に進歩を遂げているのははっきりしているし、我々がまだ現時点ではクルマの開発途上にあるんだということを心にとめておくことが重要なんだ」
「これからも進歩は続いていく。私がそう言ったということを覚えておいて欲しい」