【マクラーレン・ホンダ】フェルナンド・アロンソ、復帰に向け最初のハードルはクリア
マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、22日（日）に、FIA（国際自動車連盟）が指名した医師たちによるメディカルチェックに合格し、今週末F1マレーシアGP（29日決勝）が開催されるマレーシアに向かうことになったと報じられている。
2月22日（日）に起きたバルセロナでのクラッシュ以来ちょうど1か月目を迎えた日曜日に、アロンソはケンブリッジ大学に出向き3人の専門医師による診察を受けた模様だ。
だが、国際的なメディアが伝えるところによれば、33歳のアロンソは、セパン・インターナショナル・サーキットで行われるマレーシアGP出場に向けての3つのハードルのうち、最初のひとつをクリアした段階だという。
スペインの『AS』は、アロンソに近い“関係者”の証言として、アロンソがマレーシアに渡ることに関して「ゴーサイン」が出たと報じている。
一方、『BBC』は22日（日）にアロンソのマネジャーであるルイス・ガルシア・アバドが次のように語ったと伝えた。
「プライバシーに関することだから、私には認めることも否定することもできない。だが、彼（アロンソ）が予定通りマレーシアに向かうだろうということに何の疑いも持っていないよ」
スペインの『Diario Sport（ディアリオ・スポルト）』は、アロンソは「数時間のうちに」マレーシアに向かうことになると伝えている。
アロンソにとっての次のハードルは、FIAの医療部門代表者であるジャン・シャルル・ピエットによる45分におよぶ衝撃テストだ。これは、26日（木）にセパンで行われることになっており、それによってアロンソの認知や反応の程度がチェックされることになる。
そして最後に、アロンソはセパン・インターナショナル・サーキットの専属医からも「ゴーサイン」を出してもらう必要があるとされている。
まだアロンソ本人もマクラーレンもこれに関するコメントは出していない。だが、F1関係者の間には、アロンソが間違いなくマレーシアGPで復帰するだろうとの見方が強い。
スペインのメディアは、26日（木）に行われるドライバーの公式記者会見にアロンソの参加を要請するだろうと伝えている。そうなれば、当然ながら今回のクラッシュやその後の回復状況に関する質問攻めに合うことは間違いないだろう。
一方、『El Pais（パイス）』は、アロンソのガールフレンドであるララ・アルバレスが、アロンソのクラッシュに関して次のように語ったと伝えている。
「どれほどの恐怖を感じたか、想像もできないでしょうね」
「彼は選ばれたアスリートですし、そこには間違いなくリスクがあることも分かっています。でも、ああいうことが起きるだろうとは思ってもいませんでした」
『El Pais（パイス）』によれば、アルバレスはアロンソの事故に関する「詳しい話はしたくない」と語ったという。
