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【マクラーレン・ホンダ】アロンソは静養、走行距離はメルセデスの2割・・・デニス「エンジンに問題あり」

2015年02月27日(金)18:53 pm

2015年のF1シーズン開幕に向け、ついに26日(木)にスペインのバルセロナで最後のシーズン前公式合同テストが始まった。

最終テストの初日には、小さなトラブルを抱えながらも、各チームが順調に走行を続け、タイム差もこれまでのテストよりも小さくなってきている。だが、現在も唯一苦しみ続けているのがマクラーレン・ホンダだ。

26日(木)も油圧系の液漏れが発生したマクラーレン・ホンダのMP4-30は、ジェンソン・バトンがわずか7周を行ったのみで終わってしまった。

今年も大本命との呼び声も高いメルセデスAMGは、26日の時点でこれまでのテスト走行での通算周回数が1,000ラップを超えている。一方、ホンダエンジンを搭載したMP4-30はここまでに210周しかできていない。メルセデスAMGに比べれば5分の1程度しか周回できていないことになる。

「平均すれば、1日にわずか23ラップずつしかできていないということだ」

フィンランドのテレビ局『MTV3』でF1解説者を務めるオスカリ・サーリはそう語ると、次のように続けた。

「現時点では、いかに伝説的チームであるマクラーレン・ホンダとはいえ、オーストラリアでもうすぐ始まるレースまでに準備を整えられることなど想像するのも難しいね」

マクラーレンの総帥であるロン・デニスも26日(木)にはコース脇に姿を見せていた。だが、度重なるトラブルに加え、スタードライバーであるフェルナンド・アロンソも22日(日)に起きたクラッシュの影響で現在は自宅で静養中だ。マクラーレン・ホンダは、2週間後の2015年シーズン開幕を控えてまさに問題山積みの状態となっている。

26日(木)に「現在、我々はエンジンのトラブルを抱えている」とメディアに認めたデニスは、次のように付け加えた。

「あと数日でどういう展開を見せるのかはよく分からない。我々は、まだ険しい山のふもとに立ったところだ」

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