2月1日にヘレスで最初の冬季合同テストが始まる。破産したケータハムとマルシャに続いてフォース・インディアもテスト参加を見送ったが、これにレッドブルとロータスが加わるかもしれない。
イタリア『Omnicorse(オムニコルセ)』によると、レッドブルは今週、英クランフィールドにあるFIA(国際自動車連盟)認定の試験場で2015年型マシンの衝撃テストを受けたところ、前部分の耐性にチェックが入ったという。同チームの設計者はエイドリアン・ニューイ。例年、新車のために締切を延ばしに延ばす男だ。
これが事実なら、新ルノー・エンジンを搭載するRB11はホモロゲーション(車両認定)を受けられず、FIAの承認が下りるまでヘレスのテストには出られない。
記事には次のようにある。「RB11はノーズが非常に短く、球状部分も控えめだ。それでテストに落ちたとみられる」
『Omnicorse(オムニコルセ)』は、レッドブルにとって設計変更は大した問題ではないとしている。その点はさすがに2010年から13年のF1チャンピオンチームだ。しかし、いくらなんでも2月1日(日)のテスト初日に走らせるのは無理ではないか。
一方でフィンランド『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙のルイス・バスコンセロス記者は、ロータスにテスト不参加の可能性ありと報告する。
カーボンファイバーの業者と問題が生じて、「最初のモノコックが出来上がったのは先週金曜日(1/23)で、マシンを組み立てる時間が相当、心細い」のだ。
さらにバスコンセロス記者は、メルセデス・エンジン搭載のE23がヘレスに姿を現しても、部品の多くは2014年仕様の流用になると指摘。「実質的な新車デビューは、2月19日からのバルセロナ・テストになる」という。