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マクラーレン・ホンダMP4-30のカラーリングにファンから失望の声

2015年01月30日(金)21:36 pm

多くのF1ファンが、マクラーレンが29日(木)に発表したMP4-30のカラーリングを見てがっかりしたと伝えられている。

これについて、ブラジルの『Globo(グローボ)』は、マクラーレンが「かつてのホンダとの歴史をちらつかせながら、MP4-30は赤と白になるとほのめかすような」ビデオを公開し、「期待をあおっていた」ためだと指摘している。

実際に公開されたMP4-30は、これまでとほとんど変わらないシルバーとブラックが基調となるもので、目立った変化といえば、ノーズからコックピットを通じてリアのほうまで赤いラインが施されたことくらいだった。

「すぐに、多くの失望したファンが不満をあらわにし、批判やジョークでこれに応えている」と書いた『Globo(グローボ)』は、次のように続けた。

「MP4-30を、昨年のマルシャや今年のフォース・インディアと比べている者もいれば、中には2010年にブルーノ・セナがドライブしたヒスパニア・レーシングのマシンに似ているという者もいる」

さらに、ファンにとってショックだったのは新たなスポンサーが発表されなかったことだろう。フェルナンド・アロンソとの関係が深いサンタンデールのロゴは消えてしまったようだし、ヒューゴ・ボスはどうやらメルセデスAMGにくら替えすることになったようだ。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、今季は控えドライバーに回ることとなったデンマーク人ドライバーのケビン・マグヌッセンを支援するレゴやレクソーナとの交渉を行っていたものの、依然としてマクラーレンにはタイトルスポンサーがついていないと指摘。

「デオドラント製品の会社(レクソーナ)は今ではウィリアムズのスポンサーだ」とその記事には付け加えられている。

だが、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、マクラーレン・ホンダMP4-30は技術的には「洗練されている」とし、これはレッドブルから移籍してきた空力担当エンジニアであるピーター・プロドロモウによるところが大きいようだと指摘している。

マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に次のようなコメントを行っている。

「我々はクルマに関する哲学を変えたんだ。だが、マクラーレンのDNAは引き継がれているよ」

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