レッドブルのダニエル・リカルドが、チーム代表であるクリスチャン・ホーナーがフェラーリへ移籍したセバスチャン・ベッテルについて行ったと報じられているコメントに関して疑問を投げかけた。
ホーナーは今週、メディアに対して、4度F1チャンピオンとなったベッテルが、2014年シーズンにはジュニアチームであるトロロッソから昇格してきた新たなチームメートであるリカルドにも打ち負かされてしまったことで、フェラーリへの移籍を決断する前にはF1から引退することも真剣に考えていたと語ったことが報じられていた。
だが、そうした報道におけるベッテルに関する引用は「前後関係を無視して誇張されたもの」ではないかとの声もあるようだ。
そして、今シーズンからベッテルに代わってレッドブルをけん引することになるリカルドも、ベッテルがF1引退を真剣に考えていたとは思えないとイギリスの『Sky(スカイ)』に次のように語った。
「僕の目には、彼(ベッテル)は絶対に引退しそうには見えなかったよ」
「彼はF1にすごい情熱を傾けているし、すぐにやめるなんてできないよ」
そう語ったリカルドは、次のように付け加えた。
「今年はフェラーリでチャレンジをすることになるけれど、彼は殻を突き破ってフェラーリ復活に向けて頑張ると思うよ」