小林可夢偉、トヨタ復帰！ スーパーフォーミュラ参戦発表
昨年ケータハムからF1に参戦していた小林可夢偉が、今年は日本のスーパーフォーミュラに参戦することが明らかとなった。
2009年の第16戦ブラジルGPでトヨタからF1デビューを果たした可夢偉だったが、トヨタはそのシーズン限りでF1から撤退。だが、2009年シーズンの終盤2レースでの活躍により、2010年にはザウバーのシートを確保。2012年には第15戦日本GPで母国のファンの前で初の3位表彰台を獲得してみせた。
だが、資金難に陥ったザウバーがスポンサー資金を持ち込めるドライバーとの契約に踏み切ったことでF1シートを喪失。2013年にはフェラーリからWEC（世界耐久選手権）のGTクラスに参戦していたが、2014年にはケータハムからF1復帰を果たしていた。
ところが、ケータハムはシーズン途中でチーム設立者のトニー・フェルナンデスがチームを売却。新たにオーナーとなったスイスの中東系投資家グループも運営に失敗し、第16戦ロシアGP後に経営破たんに陥り、管財人の手によるチーム清算手続きに入っていた。
2015年に向けて生き残りを図るケータハムは、最終戦アブダビGPには復帰し、可夢偉もそこでステアリングを握っていた。だが、現時点ではケータハムが存続できる可能性は小さいと見られている。
可夢偉は、2016年のF1シート獲得に照準を合わせるとしながらも、昨年の12月10日と11日に行われたスーパーフォーミュラのテストに参加し、スーパーフォーミュラの2014年仕様マシンであるSF14のインプレッションをフィードバックしていた。
そして、トヨタが30日（金）に発表した2015年度のモータースポーツ活動計画によると、可夢偉が全日本選手権スーパーフォーミュラにキグナス・スノコ・チーム・ルマンからエントリーすることが明らかとなった。可夢偉はトヨタエンジンを搭載したゼッケンナンバー8番のマシンを借り、チームメートの平川亮とともに、全7戦での戦いに挑むことになる。
＜2015年スーパーフォーミュラ開催予定＞
開幕戦／4月19日（日）／鈴鹿サーキット
第2戦／5月24日（日）／岡山国際サーキット
第3戦／7月19日（日）／富士スピードウエイ
第4戦／8月23日（日）／ツインリンクもてぎ
第5戦／9月13日（日）／オートポリス
第6戦／10月18日（日）／スポーツランドSUGO
第7戦／11月8日（日）／鈴鹿サーキット
