セバスチャン・ベッテルがフェラーリへ移籍した後、レッドブルの明確なナンバー1ドライバーとしての期待を背負うのは移籍2年目のダニエル・リカルドだ。
そのリカルドが、2015年シーズンにおいてはマクラーレン・ホンダが不気味な存在となるかもしれないと語った。
トロロッソからレッドブルへと移籍した2014年シーズンには4年連続F1チャンピオンであったベッテルをしのぐ活躍を見せたリカルド。今年はやはりトロロッソから昇格したダニール・クビアトとのコンビで2014年のチャンピオンチームであるメルセデスAMGにチャレンジしていくことになる。
だが、2014年にメルセデスAMG以外のドライバーとして唯一3勝を挙げているリカルドは、2015年シーズンにはメルセデスAMGとの差も縮まるだろうと考えている。
「メルセデスAMGが改善できる余地はほかのチームよりも少ないはずだからね」とリカルド。
2014年シーズン終盤には、やはりメルセデスエンジンを搭載するウィリアムズがメルセデスAMGのライバルとして台頭していたが、リカルドは今年もウィリアムズは強さを発揮するだろうと認めている。だが、ほかのライバルチームはどうだろうか?
「大きな疑問符が付けられるのはマクラーレン・ホンダだ。彼らがどういうステップを踏み出すことができるのかに誰もが注目することになるだろうね」
そう語ったリカルドは、次のように付け加えた。
「フェラーリに関しては、彼らが1周あたり1秒も短縮できるという兆しは見られない。マクラーレンは、ホンダと本当にうまくやれれば1秒短縮することも可能かもしれないからね」