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レッドブルの2015年型車はエイドリアン・ニューイの最後の作品

2015年01月28日(水)15:56 pm

レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーが、レッドブルの2015年型車はエイドリアン・ニューイが100パーセント設計に携わった最後のF1カーとなるだろうと認めた。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、27日(火)にホーナーが天才F1カー設計者と言われる最高技術責任者のニューイが今後レッドブルのF1カー設計にかかわる比率は50パーセントほどになるだろうと語ったと伝えている。そして、今後残りの50パーセントはアメリカスカップに参戦するヨットの設計に当てられるのではないかと考えられている。

だが、ホーナーは、レッドブルの2015年型車であるRB11に関しては、「彼(ニューイ)がこのクルマの設計者だ」と語るとともに、2月1日(日)からスペインのヘレスで行われる今年最初のF1公式テストにはニューイも帯同し、そのデビュー走行を見守ることを明らかにしている。

ニューイが中心となって設計した最後のF1カーを最初にテストするのは、ダニエル・リカルドになると見られているが、ホーナーは実はRB11がまだ完成していないことを認めている。

ヘレスでの走行準備は整えられたのかとの質問を受けたホーナーは「まだなんだ」と答え、次のように続けた。

「現在、全力を挙げてクルマの製造を行っているよ。今回の製造や組み立ての時間は、これまでの10シーズンの中ではもっとも短いものじゃないかな」

レッドブルでは昨シーズンも終盤までクルマの開発を続けていたが、現在はいまだにその後継マシンの製造をギリギリまで続けている。これは、昨年とほとんど同じレギュレーションのもとに迎える2015年シーズンでは昨年圧倒的な強さを誇ったメルセデスAMGが優勢であることは間違いないことから、その差を少しでも縮めようとする努力が続けられていること示すものであることは疑う余地もないだろう。

「その(メルセデスAMGの)優位性をはっきりと打ち砕いていくことができると期待しているよ」とホーナーは付け加えた。

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