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ビアンキの家族が声明、容体に変化はないがリハビリ療法も開始

2014年12月31日(水)8:43 am

10月に行われたF1第15戦日本GP決勝でのクラッシュで大けがを負ったジュール・ビアンキ(マルシャ)のその後の容体について、家族が声明を出した。

容体に大きな変化はなく、意識はないが、自発的な呼吸ができている状態だという。しかし、リハビリ療法を開始することができたとも伝えている。また、ファンとメディアに感謝を述べている。

■ジュール・ビアンキの家族の声明 全文
「私たち家族にとって困難な1年を締めくくる時期になったので、大勢のファンの皆さんに向けて適切なときに続報をお伝えすると約束していた通り、この機会にジュールの病状について最新の情報を提供したいと思います。

先月、ジュールをようやく母国フランスに連れてこられたことは、私たちにとって非常に励みになる大きな一歩でした。これで家族や友人に囲まれてリハビリテーションを続けることができます。それは、ジュールにとっても私たちにとっても大変重要なことです。

以来、ニース大学付属病院(CHU)の集中治療室と、その後CHU内のこうした外傷患者のためのリハビリテーションセンターで、ジュールは最高の治療を受けています。

ジュールの神経学的状況に変化はありません。意識はありませんが、自発的な呼吸ができています。お伝えすべき大きな情報はないものの、私たちはジュールがそうするだろうと思っていた通り今も戦い続けていることに大きな慰めを見いだしています。これによって、ジュールを治療する医療の専門家たちが、計画的であると同時に非常に骨の折れるリハビリテーションプログラムを開始することもできました。

この数ヶ月間の出来事を振り返り、圧倒されるほどたくさんの温かな言葉と愛情を息子に示していただいたことに、改めて感謝したいと思います。これからも家族にとっては試練の時が続きますが、彼が世界中のこんなにもたくさんの人々を動かしたということが、それを乗り越える力になります。

また、今回のことにあたって、メディアが家族に対して示してくれた敬意と支援にもお礼を申し上げたいと思います。大変ありがたく思っています。

今後も可能なときに情報をお伝えし、ジュールのために祈り続けてくれているすべての人々に心からの感謝を申し上げるつもりです」

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