元F1ドライバーのジャック・ビルヌーブが、2015年から再び手を組んでF1への挑戦に臨むマクラーレンとホンダに対して辛口のコメントを行った。
1997年のF1チャンピオン(当時ウィリアムズ)であるビルヌーブは、イタリアの『Omnicorse(オムニコルセ)』に対し、マクラーレンがフェラーリから移籍したフェルナンド・アロンソに結果が出せるクルマを提供することができるかどうかは疑問だと次のように語った。
「マクラーレンは、今年は最高のエンジン(メルセデス)を持っていた。だが、彼らはウィリアムズに後れをとってしまったし、時にはほぼ半分の予算しか持たないフォース・インディアにさえ前に行かれてしまっていた」
「これは、何か問題があるという兆候にほかならないよ」
BAR時代にはホンダエンジンを搭載したF1カーをドライブした経験もあるビルヌーブは、ホンダに関しても次のように語った。
「日本人はターボエンジンの造り方は知っていると聞いているけれど、このV6はちょっとばかり違うものなんだ。フェラーリだって80年代には優秀なターボエンジンを造っていた。ルノーだってそうだ。でも、今勝利しているのはどこだい?」
「だから、ホンダに関しては未知数だね。だが、幸いなことに、彼らは(ジェンソン)バトンを手元にとどめることにした。彼なら問題を早めに解決するための手助けができるだろう」
ビルヌーブはさらに、ホンダが成功を収めるまでどれほど忍耐強くできるかについても疑問が残ると次のように付け加えた。
「ホンダはF1に参入しては去っていったメーカーだ。最後までプログラムをやり通そうとするメルセデスとは違うよ」