FIA(F1統括団体である国際自動車連盟)が発表した2015年のエントリーリストには、2014年シーズンと同じ全11チームの名前が記載されている。
もちろん、このうち経営破たんに陥ったケータハムとマルシャ(登録上は「マノー」)の2チームに関しては「暫定」を意味する印(アスタリスク)が添えられるとともに、ドライバー名も記されていない。エントリーの可否に関しては後日正式に発表されるという形になっている。
伝えられるところによれば、マルシャではすでにその資産の大部分をオークションにかけて売却して債権者への支払いに充てるなどの対応がとられており、このままチームが消滅する公算が非常に高い。だが、ケータハムはチーム存続をかけて新オーナー候補者との交渉が続けられているとされており、今後の動向に注目が集まっている。
一方、今回発表されたリストでは、意外なことに、ロータスにも暫定を意味するアスタリスクが付けられている。
すでにロマン・グロージャンとパストール・マルドナードというドライバー名も記され、2015年からの搭載エンジンがメルセデスとなることもはっきりと記されているロータスだが、どうして現在暫定扱いとなっているのかについての理由などは現時点ではまだ明らかとされていない。