NEXT...F1開催スケジュール

フェラーリ、F1テスト自由化に関する姿勢を一変

2014年12月24日(水)6:47 am

これまでF1においてサーキットでのテストが制限されていることを批判していたフェラーリだが、その姿勢を大きく方向転換させた。

F1がコスト削減を目的として公式テストおよびプライベートテストの実施を大幅に制限して以来、フェラーリでは一貫してこのルールに対して強く反対し続けてきていた。

だが、フィアット・クライスラーのセルジオ・マルキオンネが新たに最高責任者の座に座り、元マールボロの取締役であったマウリツィオ・アリバベーネをチームの新代表に迎えたフェラーリは、そのルールに対する考え方を大きく変えたようだ。

22日(月)にメディアとの記者会見に臨んだマルキオンネは、テストに関するフェラーリのスタンスについて次のように語った。

「我々はそれに関する話し合いを行ってきた」

「だが、サーキットでのテストが再導入されることはないだろう」

フェラーリがこれまでと姿勢を変えたのは、「テスト禁止時代」を迎えて以来、チームが行ってきた巨額の投資と関係があるかもしれない。それは、例えば最新式のシミュレーターの導入といったものだ。

ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』は、フェラーリ本部があるマラネロでは、1月中旬に最新式の施設が稼働を始めることを明らかにしている。

だが、マルキオンネは、今回のフェラーリの姿勢変化について次のように説明を行った。

「これ(自由なテストを許容すること)に関するコストは、すでに予算超過状態となっている複数のチームにとっては悪影響を及ぼすものとなるだろう」

「この種の活動(テスト自由化)を行うことは、すでに非常に深刻な状況に陥っているいくつかのチームにとって、さらにそれを悪化させることにつながるだけだ」

そう述べたマルキオンネは、次のように締めくくった。

「それは全体的な状況としても、決してかんばしいことではない」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック