フェラーリの新チーム代表となったマウリツィオ・アリバベーネが、来年、キミ・ライコネンは自分がフェラーリにとって必要なドライバーであることを証明してみせることさえできれば、2016年の残留もありえるだろうと語った。
最近、ライコネンが2015年シーズン限りではなく、2016年にもフェラーリにとどまることを希望していると語ったことが報じられていた。
だが、35歳となるライコネンは、古巣フェラーリへと復帰した2014年シーズンには著しく苦戦を強いられ、獲得ポイントはチームメートであったフェルナンド・アロンソの3分の1ほどにとどまるとともに、シーズンを通じて一度も表彰台に上ることができなかった。
アリバベーネは、ライコネンの母国フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』に次のように語った。
「今シーズンはキミにとっては難しいものとなった。だが、だからといって彼が速さを失ってしまったというわけではない」
「彼は元F1チャンピオンだし、さらに重要なことはそのタイトルをフェラーリで勝ち取ったということだ」
「私としては、来季はキミにとって自分に能力があることを示すための時間が必要となることを強調しておきたいと思う。そうすれば、その後のことについての判断も可能となるだろう」
ライコネンの2015年シーズンのチームメートは、レッドブルで2010年から2013年にかけて4年連続でF1チャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテルだ。
アリバベーネは、それだけのドライバーたちを抱えていながら、いい成績が上げられないとすればそれはチームの責任だとほのめかすように次のように続けた。
「間違いないのは、我々の問題はドライバーたちではないということだ」