NEXT...F1開催スケジュール

ケータハムのチーム売却に進展か。22日(月)に重要な債権者会議との報道

2014年12月22日(月)11:30 am

ケータハムの将来が22日(月)に決することになりそうだと報じられている。

F1ビジネス記者として知られるクリスチャン・シルトは、『Sunday Express(サンデー・エクスプレス)』を通じ、ケータハムにとって重要な会議が22日(月)に行われると報じた。その会議は、債権者たちに対しチーム売却の許可を要請するためのものだとされている。

日本人F1ドライバーの小林可夢偉が所属していたケータハムは、2014年シーズン中盤にチーム創設者であるトニー・フェルナンデスからスイスで活動する中東系投資家グループに売却されていた。だが、その後新オーナーによるチーム運営が破たんに陥り、シーズン終盤には管財人による清算手続きに入ることになった。

そのケータハムでは、アメリカGP(第17戦)とブラジルGP(第18戦)は欠場を余儀なくされたものの、最終戦のアブダビGPにはレース復帰を果たしていた。それはインターネットを通じてファンに資金提供を求めたクラウドファンディング手法の成果だった。

ケータハムが行ったクラウドファンディングによる資金調達には批判的な声も少なくなかった。だが、大手企業のロゴは消えたものの、その代わりにイギリスのパブなどの小さなスポンサーのロゴをまとってケータハムは最終戦アブダビGPに姿を現した。そうした小さなスポンサーたちが支払った金額は8,000ドル(約96万円)以下だったと伝えられている。

シルトは『Telegraph(テレグラフ)』に、「それはF1のスポンサーシップで得られるマージンをほとんど裸にしたようなものだった。だが、それによってチームが走り続けることを可能とした」と書いている。

ケータハムの管財人であるフィンバー・オコーネルは、ケータハムがアブダビGPに参戦できたことで、その資金調達方法についても正当化されるものだと『Sunday Express(サンデー・エクスプレス)』に次のように語った。

「レースにうまく出走することができたことで、管財人はいくつかの買収候補者との有望な交渉を続けることができたし、それは現在もまだ継続中だ」

22日(月)の会議で、ケータハムの生き残りに向けた新たな進展が生まれるのかに注目が集まりそうだ。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック