トロロッソ、サインツJr.加入を発表
スクーデリア・トロロッソは28日（金）、カルロス・サインツJr.のチーム加入を発表した。同チームはマックス・フェルスタッペンとサインツJr.の若手コンビで新たなシーズンに臨む。
サインツJr.は若干20才のスペイン人。2008年のアジア・パシフィックKF3カート選手権を制し、その二年後、フォーミュラBMWで本格的にモータースポーツを始めた。その後フォーミュラ・ルノー2.0、イギリスF3、2013年にはGP3に昇格。同じ年には史上最年少でワールド・シリーズ by ルノー3.5選手権レースを制している。サインツJr.は今週、インフィニティ・レッドブル・レーシングからアブダビ合同テストに参加した。
カルロス・サインツJr.の話：
「スクーデリア・トロロッソのシートを得てすごく嬉しい。レッドブル若手育成プログラムに所属して以来、これが僕の目標だった。僕の力を信じてくれたレッドブルにお礼がいいたい。今季戦ったワールド・シリーズ by ルノーでは大成功を収めた。待ちに待ったF1昇格だ。トロロッソでは昨年、一日だけテストに参加した。チームの雰囲気が好きになったよ」
「これから二ヶ月あまり、入念に準備をすすめて来年最初のヘレス合同テストでしっかり走れるようにしたい。ヘレスは僕の母国スペインにある。F1ドライバーとして”公式に”F1デビューするのが楽しみだ」
フランツ・トストの話：
「来年はマックス・フェルスタッペンに加えてカルロス・サインツJr.を起用することになった。レッドブル若手育成プログラムから若手にF1ドライバーの第一歩を踏ませるのが、引き続きこのチームの使命だ。カルロスは、下位カテゴリーの頃からずっと注目してきたドライバーだ。シリーズをステップアップするたび順調に成長を続け、今年、その実力どおりにワールドシリーズを制した」
「それもそうだが、2013年のシルバーストンでSTR8に乗せたときのことは今も覚えている。彼の落ち着いた立ちふるまいと速さに、私もエンジニアたちも、とても感心した」
カルロス・サインツJr.のトロロッソ加入会見は29日（土）、マドリードの超高層ビル、トーレ・エスパシオで行われる。
