今週行われたF1委員会において、財政難に苦しむ小規模チーム問題に関して、その具体的な対策が講じられることはなかった。
イタリアのモータースポーツ専門誌である『Autosprint(オートスプリント)』は、スイスのジュネーブで行われたF1委員会は「失敗」に終わったと報じている。その理由は、29件もの議題があげられていたにもかかわらず、「実際に議論が行われたのは6件だけだった」ためだという。
「(エンジンを購入する)カスタマーチームに対して、エンジン代金の減額を行うという案は否決された」
そう伝えた『Autosprint(オートスプリント)』は、次のように続けている。
「(F1最高責任者の)バーニー・エクレストンは、仮に大規模チームの協力が得られれば、(小規模チームに対し)何らかの貢献を行う用意もあるとしたが、結果は“現状維持”に落ち着いた」