NEXT...F1開催スケジュール

ついに欧州委員会がF1に介入か

2014年11月27日(木)17:16 pm

国際的なメディアが、欧州委員会(EC)が、F1が欧州連合競争法に違反していないかどうかの調査に入ると伝えている。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、イギリスの女性政治家であるアナリース・ドッズがこの件に関して今週フランスのストラスブールにおいて欧州委員会の競争法担当調査責任者と「意見交換」を行ったと報じている。

財政難に苦しむF1プライベートチームであるロータス、ザウバー、フォース・インディアがF1最高責任者のバーニー・エクレストンに対し、現在のF1における収益分配システムや意思決定システムが欧州連合競争法に違反するものではないかとの懸念を表明する書簡を出していた。ドッズはこれを受け、欧州委員会の競争法担当部門にあてて書簡を出し、この件に関する調査の必要性を訴えていたものだ。

ドッズが欧州委員会に出した書簡には、F1において大規模チームが優遇されていることだけでなく、F1から収益の1.6パーセントを受け取ることになっている統括団体のFIA(国際自動車連盟)についても違法の可能性があると指摘されているという。

F1ビジネス記者として知られるクリスチャン・シルトが『Forbes(フォーブス)』に書いた記事によれば、今回のドッズと欧州委員会の会合についてよく知る人物によるコメントが次のように語ったとされている。

「彼女(ドッズ)は、調査責任者がその問題に対する興味を示し、さらに詳細な調査を行うと約束したことで勇気づけられたようだった」

「調査責任者は、今後正式にアナリースの書簡に対する返信を書き、そこにこの件に関する調査委員会の見解を記すことすると語った」とその関係者は付け加えている。

欧州委員会の広報担当官も、ドッズから書簡を受け取ったことを正式に認めている。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック