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フォース・インディアは出走危機を回避か

2014年10月28日(火)17:08 pm

ケータハムやマルシャ同様、今週末のF1アメリカGP(11月2日決勝)へ参戦できなくなる恐れがあると報じられていたフォース・インディアだが、どうやらそのリスクを回避することができたようだ。

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すでに破産手続きに入ったケータハムとマルシャは、今週末のアメリカGPだけでなく、来週末に開催されるブラジルGP(11月9日決勝)にも出走しないことが確定している。

FIA(F1統括団体である国際自動車連盟)の前会長であるマックス・モズレーは、数年前から小規模チームは崩壊の危機を抱えていると警鐘を鳴らしていたが、27日(月)にはF1参戦を継続できなくなるのはケータハムとマルシャが「最後ではないかもしれない」と語っていた。

フォース・インディアのチーム副代表であるボブ・ファーンリーは今週、現在のF1において意思決定権を持つ戦略グループが5チームだけで運営されることに関し疑念を持っているとし、次のように語った。

「こういうことを続けていれば、もっとチームが減ってしまうだろう」

そのファーンリーのコメントは、フォース・インディアではエンジンサプライヤーであるメルセデスに対して27日(月)までにエンジン代金を決済しなくてはならず、それができない場合にはケータハムやマルシャ同様アメリカGPに出走できなくなるかもしれないとの報道が行われたときに出てきたものだった。

だが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、フォース・インディアはメルセデスに対しエンジン代金の支払いを行い、「首にかかっていた縄を取り除くことができた(死刑執行を免れた)」と報じている。

これにより、フォース・インディアでは残りの3レースに出場し、マクラーレンとの間でチームランキングの5位争いを続けることができるようだ。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、チームランキング6位となった場合のF1の公式賞金は5,900万ドル(約63億6,000万円)だが、仮に5位でシーズンを終えることができれば6,200万ドル(約66億8,000万円)を手にすることができるという。

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